ホンダZR-Vって、なんかダサくない?
こんな声をSNSや掲示板で見かけて、気になったことはありませんか?
SUV市場に登場したホンダの新型「ZR-V」は、先進的なデザインと高性能を備えた注目モデル。にもかかわらず、なぜか「ダサい」と評価されることもあるのが現実です。
この記事では、「ZR-Vが本当にダサいのか?」という疑問に真正面から向き合い、デザイン面での評価、機能性、燃費性能、カスタムの選択肢、さらには愛用している芸能人まで、徹底的に解説していきます。
この記事を読み終える頃には、ZR-Vに対する見方がきっと変わるはずです。
購入を検討している方も、ただの噂が気になっている方も、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ「ホンダZR-Vはダサい」と言われるのか?

ホンダZR-Vに対して「ダサい」との印象を持つ人がいるのは事実ですが、その多くはデザインに関する意見に集中しています。具体的に、どのような点が「ダサい」と評価されているのかを見ていきましょう。
フロントグリルのデザインに賛否
ZR-Vの顔つきは非常に個性的で、特にフロントグリルに対して「おちょぼ口」「フグみたい」などの表現がネット上で飛び交っています。丸みを帯びた造形と縦型スリットのグリルデザインは、従来の無骨なSUVスタイルに慣れた人にとっては違和感を覚えるかもしれません。
また、国内仕様のZR-Vと北米仕様のHR-Vではグリルデザインが異なり、北米仕様の方がスタイリッシュに見えるという意見もあり、「ホンダZR-V グリル交換」という検索が多くされているのもその一因です。
丸みのあるボディラインに不満の声
一般的なSUVに期待されるのは、力強く無骨な外観。しかし、ZR-Vは流線型で丸みのあるシルエットが特徴で、それが「女性的」「迫力がない」と感じられることがあります。従来のヴェゼルやCR-VのイメージでZR-Vを見た人にとっては、やや物足りないと感じるようです。
高価格に対する疑問と外観のギャップ
ZR-Vは上級装備を備えていることもあり、価格帯は300万円を超えるグレードが中心です。しかし、「価格の割に外観が地味」といった声があり、「高すぎる」と感じる人も少なくありません。特に若年層や初めてのSUV購入層には、見た目と価格のバランスが取れていないと評価される傾向にあります。
ホンダZR-Vの魅力と評価されるポイント
「ダサい」という声がある一方で、ZR-Vには確かな魅力が存在し、多くのユーザーから高い評価を受けている点も見逃せません。ここでは、ZR-Vが支持される理由をいくつか紹介します。
内装の質感と快適性

ホンダZR-V グレード別主要装備比較
装備項目 | X / e:HEV X | Z / e:HEV Z |
---|---|---|
Honda SENSING(安全運転支援システム) | 標準装備 | 標準装備 |
BOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー) | – | 標準装備 |
運転席8ウェイパワーシート | – | 標準装備 |
ステアリングヒーター | – | 標準装備 |
本革巻ステアリングホイール | 標準装備 | 標準装備 |
18インチアルミホイール | 標準装備 | 標準装備 |
LEDアクティブコーナリングライト | – | 標準装備 |
パワーテールゲート(予約ロック機能付) | – | 標準装備 |
*出典:ホンダ公式サイト *
ZR-Vのインテリアは、シンプルながら高級感があり、特に水平基調のインパネデザインやメタルメッシュの加飾が評価されています。シートの質感や広さ、静粛性にも配慮されており、長時間のドライブでも快適に過ごせる設計です。
また、リアシートの足元空間や荷室の使い勝手も良く、ファミリーカーとしても高評価を得ています。「内装が地味」という意見もありますが、これはむしろ上質で落ち着いた雰囲気として捉えるユーザーも多いようです。
ハイブリッド性能と燃費

ホンダZR-V 燃費性能一覧(WLTCモード)
グレード | 駆動方式 | 燃料 | 排気量 | WLTCモード燃費 | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|---|---|---|
e:HEV X | 2WD | レギュラー | 2000cc | 22.1 km/L | 19.7 km/L | 24.7 km/L | 21.7 km/L |
e:HEV X | 4WD | レギュラー | 2000cc | 21.7 km/L | 19.3 km/L | 24.1 km/L | 21.4 km/L |
e:HEV Z | 2WD | レギュラー | 2000cc | 22.0 km/L | 19.4 km/L | 24.7 km/L | 21.7 km/L |
e:HEV Z | 4WD | レギュラー | 2000cc | 21.5 km/L | 19.5 km/L | 23.9 km/L | 21.1 km/L |
ガソリン X | 2WD | レギュラー | 1500cc | 14.6 km/L | 10.5 km/L | 15.4 km/L | 16.8 km/L |
ガソリン X | 4WD | レギュラー | 1500cc | 13.9 km/L | 10.2 km/L | 14.8 km/L | 15.7 km/L |
※上記の数値は、ホンダ公式サイトおよび関連情報サイトからの情報をもとにしています。
ZR-Vのe:HEV(ハイブリッドモデル)は、モーター走行を中心としたスムーズな加速と高い燃費性能が魅力です。WLTCモードで22.1km/L(Xグレード)という燃費性能は、都市部での通勤や長距離移動においてもコストパフォーマンスに優れています。
さらに、静粛性や振動の少なさも相まって、運転時のストレスが少ない点が好評です。
Honda SENSINGによる安全性
ホンダZR-V 安全性能評価
評価項目 | 評価内容 |
---|---|
自動車アセスメント(JNCAP) | ファイブスター賞を獲得(e:HEV Z 2WD) |
セーフティ・サポートカー | サポカーS〈ワイド〉に該当(全タイプ) |
*出典:ホンダ公式サイト *
ZR-Vにはホンダの先進運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備されており、衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロールなどが搭載されています。これにより、安全性の高さも購入の決め手になっているとの声があります。
「ダサい」と感じたら?ホンダZR-Vのカスタムとグリル交換という選択肢

ZR-Vのデザインに対して否定的な意見を持つ人の多くは、特にフロントフェイスに注目しています。そこで注目されているのが、「グリル交換」や「無限(MUGEN)仕様」などのカスタムによる印象の変化です。
グリル交換で印象が一変
ZR-Vのフロントグリルは、アフターパーツ市場でも人気のカスタムポイントです。特に北米仕様の「ハニカムグリル」や、無限ブランドの「横バータイプ」のグリルは、「フグ顔」や「おちょぼ口」といった印象を大きく変える効果があります。
これにより、スポーティで洗練された印象になり、「ダサい」との評価を払拭する声も増えてきました。「ホンダZR-V グリル交換」は検索される頻度も高く、ユーザーの関心の高さが伺えます。
無限仕様やホイールカスタムも人気
ZR-Vの無限カスタムは、専用のグリルだけでなく、エアロパーツ、ホイール、リアスポイラーなどが用意されています。これらを装着することで、より力強く、都会的なSUVに生まれ変わることができます。
また、18インチや19インチへのインチアップもZR-Vのプロポーションにマッチし、外観のバランスを整える効果があります。
自分らしいスタイルに仕上げる
「ダサい」と感じるかどうかは主観的な問題であり、カスタムによってその印象を自分好みに変えることが可能です。ZR-Vは、シンプルなベースデザインだからこそ、カスタム次第で多様なスタイルに対応できるという強みがあります。
「ZR-Vは売れない」「受注停止」?市場での評価と実際の販売状況
ホンダZR-Vについてネット上で検索すると、「売れない」「受注停止」「販売中止」といったネガティブなキーワードが目立ちます。これらの言葉は事実に基づくものなのでしょうか?市場の状況を正しく理解するために、以下で詳しく見ていきます。
価格に対する印象
ホンダZR-V グレード別価格一覧(メーカー希望小売価格・税込)
グレード | 駆動方式 | エンジンタイプ | 価格(円) |
---|---|---|---|
X | 2WD | ガソリン | 3,208,700 |
X | 4WD | ガソリン | 3,428,700 |
Z | 2WD | ガソリン | 3,808,200 |
Z | 4WD | ガソリン | 4,028,200 |
e:HEV X | 2WD | ハイブリッド | 3,558,500 |
e:HEV X | 4WD | ハイブリッド | 3,778,500 |
e:HEV Z | 2WD | ハイブリッド | 4,119,000 |
e:HEV Z | 4WD | ハイブリッド | 4,339,000 |
*出典:ホンダ公式サイト *
一部グレードの受注停止は人気の証
ZR-Vのe:HEV(ハイブリッドモデル)は、発売当初から非常に人気が高く、納期が長期化したため、2023年に一時的に受注停止となりました。これは「売れていない」からではなく、「供給が追いつかなかった」ための措置であり、むしろ高い需要がある証拠です。
現在では再び受注が再開されており、一定の供給体制が整えられていると見られています。
実際の販売台数は健闘
ZR-Vはヴェゼルやステップワゴンほどの爆発的な販売台数ではありませんが、CセグメントSUVとしては安定した人気を保っています。特にハイブリッド車を中心に、都市部の若年層やファミリー層に支持されており、「売れない」とは言い切れない状況です。
また、ZR-Vは海外市場でもHR-Vとして販売されており、グローバルモデルとしての役割も果たしています。
芸能人の愛用車としても注目
元プロゴルファーの宮里藍さんは、ホンダZR-Vの愛用者として知られています。彼女はZR-Vのボディーカラー「プレミアムクリスタルガーネット・メタリック」に一目惚れし、内装の洗練されたデザインにも魅力を感じたと述べています。また、子育て中のママとして、ZR-Vの安全性能や使い勝手の良さを高く評価しています。
宮里藍さんの愛車がZR-Vに!クルマは子育てや毎日の生活に欠かせない | Honda GOLF | Honda公式サイト
「芸能人が選ぶ=かっこいい」という印象を持つ読者も多いため、世間の声と実際の評価に乖離があることも理解しておく必要があります。
結論:ホンダZR-Vは本当にダサいのか?それはあなた次第
ホンダZR-Vが「ダサい」と言われる背景には、主にデザインの好みによる個人的な評価が影響しています。確かに、フロントグリルの形状や丸みを帯びたボディラインには賛否があり、ネット上では様々な意見が飛び交っています。
しかし、その一方で、ZR-Vは内装の質感や静粛性、燃費性能、安全装備など、多くの点で高い評価を受けていることも事実です。また、グリル交換や無限カスタムといったパーソナライズの選択肢が用意されている点も、他のSUVにはない魅力のひとつと言えるでしょう。
最終的に、「ダサい」と感じるか「かっこいい」と感じるかは、あなた自身の価値観やライフスタイルによって決まります。もしZR-Vの性能や機能、そしてカスタムの可能性に魅力を感じたなら、世間の評価に惑わされず、自分の目で見て、試乗して判断することをおすすめします。